はじめに

Global Solutions事業部の緒方です。

前回の記事では、NotebookLMを使ってAWS認定試験の対策をする方法をご紹介しました。今回はその続編的な立ち位置として、現在私がプレイヤーとして参加している社内イベントでの「AI活用術」をお届けします。

今、アイレットでは「iret Dojo mini」という非常にエキサイティングな企画が進行中です。

参考:「人間によるコーディング禁止」ーーAI 駆動開発で挑む社内アプリ選手権『iret Dojo mini』始動!

このイベントのルールはただ一つ。「人間によるコーディング禁止」。 1文字の修正であっても必ずAIに指示を出さなければならないという、徹底したAI駆動開発の選手権です。

資料作成もAIで:NotebookLMのスライド生成機能

3月の社内発表に向けて、プレゼン資料の作成が必要です。ここでは自力で手を動かして作ってはいけないという縛りはなかったのですが、「開発をAIでやったのなら、発表資料もAIで作ってみるか(楽したい)」と考え、前回の記事でも活用したNotebookLMを再び召喚しました。

活用方法

1、ソースの投入
開発中に行ったチャットやり取り、AIに作成させた設計ドキュメント、ソースコードなどをすべてNotebookLMに読み込ませます。
2、スライドの自動生成
NotebookLMのstudio機能の「スライド資料」を活用し、読み込ませたソースを元に発表用スライドを構成させました。

こんな感じにできあがってきます。左は読み込ませたソースの一覧です。チャット履歴はマンパワーで食べさせました。

この右下のところに2つ作成されているのがスライド資料になります。プロンプトが異なるので風合いが全く違うものができています。

これによって、苦労したポイント(アイコンのプロンプト調整など)もしっかりとコンテキストに含まれた、発表資料のタタキ台が爆速で完成しました。今後、これを元にメンバーと修正点を話し合い、プロンプトで指示していく予定です。

開発の舞台裏:アイコンの修正が大変

私のチームは「レシピを自動生成するアプリ」を開発することにしました。

フロントエンドの一部を担当させてもらったのですが、これが想像以上に一筋縄ではいきませんでした。今回、私はフロントエンドの開発に「Claude」を使用しました。その中で唯一私が苦労したのが「アイコンなどのビジュアル要素の微調整」です。

例えば下の画像の「ログアウト」というアイコンに変更を加えてみます。「もう少しドアから出ていくように見えるようにして」とClaudeに指示を出したとします。

こんな感じで色々考えてくれているように見えます。

そうするとこのようなイメージとは程遠いアイコンが作成されます。

全然ダメだったので「login.jpegと見た目は全く同じで、矢印だけが左を向いている状態にしてください」と指示してみました。

その後も何度も試行錯誤を行うことでやっとイメージに近いものになりました。

ロジックの修正などはスムーズなのですが、デザインに関するプロンプトを出すと、AIからは予想のかなり斜め上の回答が返ってくることが多く、試行錯誤の連続でした。アイコン一つとっても、他の指示とは異なり、かなり細かく具体的に指示を出さないと思い通りの形になりません。

しかし、この「AIとの対話」を通じて、環境構築などでチームメイトに助けてもらいながら形にしていくプロセスは、非常に刺激的で面白い体験でした。正直、この便利さを知ってしまうと、もう元の開発スタイルには戻れないのかもしれません。

余談ですが、私はAI駆動開発の環境構築に結構手間取りました(教えてもらってやっとできました)。

AI駆動開発とNotebookLMの相乗効果

今回の取り組みを通じて感じたのは、「AIで生み出した情報は、AIで処理するのが最も効率的である」ということです。

チャットのやり取りやAIのアウトプットをそのままAI(NotebookLM)に渡すことで、人間が時間と労力をかけて改めて内容を要約する手間を省き、簡単にアウトプットへと繋げることができました。

最後に

「iret Dojo mini」の最終社内発表は3月なので、それまでブラッシュアップ(NotebookLMに渡すプロンプト)をしていいものができるように試していきます。