はじめまして!26新卒入社の中村です。
先日、AWS 認定クラウドプラクティショナー(CLF)試験を受験し、無事に合格することができました。
AWS資格に初めて挑戦する方も多いと思うので、今回は私が実施した学習の流れや工夫したこと、試験当日の様子を体験記として記載します。
これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。
経歴・資格保有状況
大学時代は情報系を専攻していましたが、これまでAWSなどのクラウドサービスにはほとんど触れる機会はありませんでした。
クラウド系の資格受験は今回が初めてですが、これまでに下記の資格を取得していたので、情報処理技術者試験で身につけた知識が、今回のクラウド学習を進める上でのベースになったと思います。
- 2020年秋: ITパスポート 取得
- 2021年夏: 基本情報技術者試験 取得
- 2024年春期: 応用情報技術者試験 取得
特に、ネットワークやデータベース、情報セキュリティ、サーバーなどに関する基礎知識は、AWSの各サービスの役割を理解する際に役立ちました。
一方で、AWSには数多くのサービスがあり、それぞれの名称や用途を覚える必要があります。
既に知っているITの知識を、AWS独自のサービス名や仕組みに結び付けることに、これまでの資格学習とは異なる難しさを感じました。
学習方法
学習には、動画講義や模擬試験を利用できるオンライン学習サイトを活用しました。
休みの日だけではなく研修の中で学習に取り組める時間が設けられていたこともあり、継続的に学習を進めることができたと思います。
学習の進め方
最初に動画講義を一通り視聴し、AWSの代表的なサービスやクラウドの基本的な考え方を学びました。
初めからすべてのサービス名や特徴を暗記しようとするのではなく、まずは「どのような目的で使用するサービスなのか」という全体像を理解することが第一歩です。
動画講義を一通り視聴した後は、模擬試験を繰り返し解くフェーズに入ります。
最初のうちは、問題文に登場するサービス名を見ても用途が思い出せなかったり、似た役割を持つサービスの違いを判断できなかったりすることがあったので、正解した問題についても解説を確認し、なぜその選択肢が正解になるのかを説明できる状態を目指しました。
学習時に工夫したこと
学習時に特に意識したことは、AWSのサービス名だけを個別に暗記するのではなく、これまでに学んできたオンプレミス環境の知識と紐づけて覚えることです。
例えば、Amazon EC2はサーバーや仮想マシン、Amazon VPCはネットワーク、Amazon S3はデータを保存するストレージというように、オンプレミス環境における構成要素とAWSの各サービスを関連付けて整理しました。
オンプレミス環境で使用されるサーバー、ストレージ、ネットワーク、データベースなどの役割はある程度理解していたため、それぞれに対応するAWSサービスを当てはめて考えることで、初めて見るサービス名についても用途をイメージしやすくなりました。
その上で、オンプレミス環境と比較しながら、物理機器の調達や保守が不要であること、必要に応じてリソースを増減できること、実際に使用した分に応じて料金が発生することなど、クラウドならではの特徴も併せて確認しました。
既存の知識を起点にサービスの役割を理解することで、単純にサービス名を暗記するよりも、システム内でどのように利用されるのかを具体的にイメージできたと感じています。
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また、模擬試験で間違えた問題については、単に正解だけを覚えるのではなく、次の点を確認するようにしました。
- 問題文では何を求められているのか
- 正解となるサービスにはどのような特徴があるのか
- ほかの選択肢が不正解となる理由は何か
- 似ているサービスとはどのような違いがあるのか
間違えた分野については、動画講義や学習資料に戻り、関連する内容を再確認しました。
特に、料金や請求に関するサービス、サポートプラン、責任共有モデルなどは、オンプレミス環境の構成要素と単純に対応させることが難しく、用語だけを覚えても問題文の状況に当てはめられないことがありました。
そのため、責任共有モデルについては、利用者とAWSのどちらが何を管理するのかを整理し、オンプレミス環境では自社で管理していた範囲が、AWSを利用することでどのように変化するのかを意識しながら学習しました。
複数回模擬試験を解く中では、正答率だけではなく、「なぜその回答になるのか」を自分の言葉で説明できるかどうかを理解度の基準にしました。この学習方法が、試験対策として効果的だったと感じています。
学習を通して難しく感じたこと
学習を始めた当初は、AWSのサービス数が多く、似たような名称や機能を持つサービスの違いを整理することに苦労しました。
例えば、同じストレージに分類されるサービスであっても、保存するデータの種類や利用目的によって適切なサービスが異なります。そのため、「ストレージだからこのサービス」と覚えるのではなく、それぞれがどのような場面で使われるのかまで理解する必要がありました。
また、試験問題では、サービスの名称や機能を直接問うだけではなく、可用性、コスト、運用負荷、セキュリティなどの要件を踏まえて、適切なサービスを選択する問題もあります。
サービス名と概要を覚えるだけでは回答できない問題もあったため、問題文の中から重要な条件を読み取り、それに合うサービスを選ぶ練習を繰り返しました。
資格勉強を通して得られたこと
学習前は、AWSについて「インターネット上でサーバーを利用できるサービス」という漠然とした認識しかありませんでした。
しかし、資格勉強を通して、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、セキュリティなど、目的ごとにさまざまなサービスが用意されていることを体系的に理解できました。
また、クラウドは単にオンプレミス環境にあるサーバーをインターネット上へ移すものではなく、必要なときに必要な分だけリソースを利用したり、障害に備えて複数の拠点を利用したりするなど、クラウドの特徴を活かした設計が重要であることにも気付かされます。
オンプレミス環境とAWSを比較しながら学習したことで、それぞれの違いだけではなく、クラウドを利用することで運用方法や責任範囲がどのように変わるのかについても理解を深めることができたことが大きな学びです。
個々のサービス名を覚えるだけでなく、クラウドを利用するメリットやAWSの基本的な考え方を学べたことが、今回の資格勉強を通して得られた大きな成果だと感じています。
試験当日の様子と難易度
私は、オフラインのテストセンターでの受験を選択しました。
当日の流れ
- 受付
テストセンター到着後、受付で受験票と本人確認書類を提示します。 - 手荷物
机の上には私物を一切置くことができません。ポケットの中身も含め、すべてロッカーやカバンにしまいます。電子機器の電源オフは必須です。 - 試験開始
指定されたパソコンの前に移動し、試験を開始します。
会場や受験方法によって手続きが異なる可能性があるため、受験前に案内メールや試験実施元の注意事項を確認しておくと安心です。
試験形式と所感
- 形式: 全問選択式(計65問)
- 時間: 90分(途中退出可能)
私は約45分で解答と見直しを終え、退出しました。
一度退出すると再入室はできないため、回答に迷った問題や見直し対象として印を付けた問題を中心に、選択肢の読み間違いがないかを念入りに確認しました。
難易度について
全体的には、クラウドやAWSに関する基礎的な知識を確認する問題が中心でした。
単純にサービス名を回答するだけではなく、問題文に記載された要件に対して、どのサービスや考え方が適切かを選択する問題も出題されました。
情報系大学出身ではなくとも、公式リソースや模擬試験などを活用して体系的に学習を進めれば、十分に合格を狙える試験だと感じました。
一方で、似た特徴を持つサービスや、料金、セキュリティに関する用語については、それぞれの違いを整理しておく必要があります。模擬試験を解くだけで終わらせず、解説を読み、正解となる理由と不正解となる理由を理解しておくことが重要だと思います。
まとめ
今回のAWS認定クラウドプラクティショナー試験への挑戦を通じて、これまであまり触れてこなかったAWSのサービス群や、クラウドの全体像を体系的に学ぶことができました。
過去に取得した基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の知識があったことで、ネットワーク、データベース、セキュリティ、サーバーなどのオンプレミス環境に関する知識を、AWSの各サービスと関連付けながら理解できたと思います。
一方で、資格試験に合格するためには、既存の知識だけに頼るのではなく、AWS独自のサービスや責任共有モデル、料金体系などを新たに学ぶ必要がありました。
学習を進める中で、分からない部分をそのままにせず、問題の解説や学習資料に戻って繰り返し確認することの大切さも実感しました。
今後は、今回身につけたクラウドの基礎知識を実務に活かしつつ、さらに一段階上のAWS 認定デベロッパー – アソシエイト(DVA)の取得も目指していきたいと考えています。
クラウドエンジニアとしての第一歩を踏み出すことができたので、これからも継続して自己研鑽に励みます!