こんにちは!ビジネスアクセラレーション事業部の大瀧優杏です🎀

みなさん、自分の書いたブログって、なんだかんだ「自分っぽさ」ってありますよね。

そんな「自分っぽさ」って、AIに真似してもらえるのかな?とふと気になりまして。

今回は、私が過去に書いた iret.media の記事をいくつか読ませて、“私っぽい”文体で記事を書いてくれるスキルを Claude Code で作ってみました!

ぜひ最後までご覧ください!

そもそも「スキル」って?

Claude Code には「スキル(Skills)」という機能があります。

Skills are folders that include instructions, scripts, and resources that Claude can load when needed…
(スキルとは、必要なときに Claude が読み込める、手順・スクリプト・リソースをまとめたフォルダのこと)

引用:[Claude Docs – Agent Skills]

……と言われても、最初「フォルダ??」ってなりますよね ><

私なりに、ひとことで言い換えると👇

スキル = 「こういうときは、こう動いてね」っていう取扱説明書を Claude に渡しておく仕組み。

普段は Claude の頭の片隅に「こういう説明書があるよ」という情報だけ置いておいて、関係ある作業のときだけ本文を読み込んでくれる、というイメージです。

なので今回でいうと、「ブログを書いて」と言われたら、”私の文体ルール”を読み込んでから書いてね、という説明書を作ればいいわけです!

今回作るもの

完成イメージはこんな感じ👇

私「〇〇について記事書いて」
     └─ Claude Code
          └─ yuan-tech-blog スキルが発動!
               ├─ 文体ルールを読む(語尾・絵文字・言い回し)
               ├─ 構成テンプレを読む(導入→つまずき→最後に)
               └─ 定番フレーズ集を読む
                    → "私が書いたみたいな"記事が出てくる✨

ポイントは、過去の私の記事から文体のクセを抽出して、それをルール化するところです。

スキルの中身(フォルダ構成)

スキルは1つのフォルダにまとめます。今回はこんな構成にしました。

yuan-tech-blog/
├── SKILL.md              … 本体(いつ発動するか・書く手順)
└── references/
    ├── style-guide.md    … 語尾・絵文字・言い回しの詳細ルール
    ├── structure.md      … 記事タイプ別の構成テンプレ
    ├── phrases.md        … 冒頭・つなぎ・締めの定番フレーズ集
    └── checklist.md      … 公開前の仕上げチェックリスト

なんで細かく分けたかというと、全部を1ファイルに書くと長くなりすぎて、Claude が毎回ぜんぶ読むのが大変だからです。

普段は SKILL.md の短い説明だけ見せておいて、実際に書くときだけ references/ の中の詳しいルールを読みにいってもらう、という作りにしました。
公式ではProgressive Disclosure(段階的な開示)って呼ぶみたいです ><

作った手順

1. まず過去記事を読ませる

自分の書いた iret.media の記事をいくつか Claude に渡して、
「この人の文体の特徴を分析して」とお願いしました。

すると、私も気づいていなかったクセをいろいろ拾ってくれました😳
たとえば……

  • 名前を名乗った直後に必ず🎀をつけている
  • 困ったときに「><」を多用している
  • 専門用語が出たら「引用 → 私なりに言い換え」の順で必ずかみ砕いている
  • コマンドの下に1行だけ説明を添える癖がある
    自分の文章を客観的に言語化してもらえるの、地味にめちゃくちゃ面白かったです😆

2. SKILL.md を書く

スキルの本体になる SKILL.md を作ります。先頭に「いつ発動するか」を書くのが超重要でした。

name: yuan-tech-blog
description: ゆあんのエンジニアブログ文体で技術記事を書くためのスキル。
  「ブログ書いて」「記事にして」「いつもの文体で」などと言われたとき、
  技術の学びやつまずきを記事化したいときは必ずこのスキルを使うこと。

この description の部分を見て、Claude が「あ、今このスキル使うべきだな」と判断してくれます。

3. references に細かいルールを分ける

style-guide.md に、絵文字の使い分け表とか、伝聞表現(「〜みたいです ><」)とか、用語のかみ砕き方とか、こまかいクセを全部書き出しました。

4. パッケージ化する

最後に、フォルダを配布できる形(.skill ファイル)にまとめます。

python -m scripts.package_skill yuan-tech-blog

これで yuan-tech-blog.skill が完成!このファイルをインストールすれば、いつでも呼び出せるようになります🙌

つまずいた点

さっそく試しに書かせてみたところ……
あれ??なんか、絵文字はついてるのに、妙に事務的なんです😱

「〜しました😊」「〜できました😊」みたいに、同じ絵文字が機械的に並んでしまいます。

原因を考えたところ、こういうことみたいでした👇

  • ルールに「絵文字を使う」とだけ書いていた
  • → でも「どういう気持ちのときに、どの絵文字」までは書いていなかった
  • → 結果、とりあえず無難な絵文字を置くだけになっていた
    じゃあ、感情と絵文字を紐づけた表を作ればいいのか!と思い、追記しました😆
シーン よく使う絵文字
成功・達成の瞬間 🙌🏻 🥳 ✨ 👏🏻
つまずき・焦り 😱 😭 💦 ><
うれしい 😆 🥰

さらに「やってはいけないこと(アンチパターン)」として、「事務的・機械的な絵文字の置き方はNG」と明記しました。

もう一つつまずいたのが、スキルがそもそも発動しない問題😭
最初は description を控えめに書いていたら、「ブログ書いて」と言ってもスキルが使われないことがありました。

調べたところ、スキルの説明はちょっと”押し”を強めに書いたほうが、ちゃんと発動してくれるみたいです。なので「〜のときは必ずこのスキルを使うこと」と、はっきり書き直しました。

実際に書かせてみた

ルールを直してもう一度お願いしたところ……

この記事です!!!🙌🏻🎉

今読んでいるこの記事こそ、完成したスキルが書いてくれたものなんです。✨✨

すごいですよね🥳👏🏻

最後に

「自分の文体って、AIに真似できるのかな?」という軽い気持ちから始まりましたが、
実際にスキルを作ってみることで、自分の文章のクセを言語化するという、思いがけず面白い体験ができました😆

そして何より、“取扱説明書”をちゃんと作り込めば作り込むほど、アウトプットがどんどん自分らしくなっていくのが楽しかったです。

今回はブログの文体スキルでしたが、この「よくやる作業を説明書にして Claude に渡す」という考え方は、
コードレビューのお作法とか、ドキュメントのテンプレとか、いろんな場面に応用できそうだなと思いました!

みなさんもぜひ、“自分専用スキル”を作ってみてください🙌

最後まで読んでいただきありがとうございました!🥰