アイレットでは、入社後のフォロー制度のひとつとして、先輩社員がメンター(支援する側)となり、メンティ(支援を受ける側)である新入社員に対して、直属の上司よりも身近な立場からサポートする「メンター制度」を2018年より導入しています。

最初に導入したのが「新卒社員向けメンター制度」。
「新卒社員向けメンター制度」については以下の記事で紹介していますのでご一読ください。

そして、2021年から導入したのが「中途社員向けメンター制度」です。

新卒社員は、「新卒社員向けメンター制度」に加えて、同期の存在などによって気軽に相談できる機会が多いという一方で、中途採用で入社した社員はメンター制度がない上、同じタイミングで入社しても同期という認識は薄く、入社後の不安や悩みを相談できる機会が少ないのではないかという懸念がありました。
また、コロナ禍によってリモートワークがメインとなり、指導を対面で直接受けることができず、入社後の不安は募るばかりではないかという心配も。

そこで、中途採用でも「新卒社員向けメンター制度」のようなフォローができないかということになり、「中途社員向けメンター制度」が誕生しました。

そんな「中途社員向けメンター制度」を、今回から全3回に渡って「メンティ」「メンター」「ペア」の切り口からご紹介していきます。

第一弾は、メンティとして本制度を利用したクラウドインテグレーション事業部・中村 理恵と、エンタープライズクラウド事業部の村瀬 あかねにインタビューを実施し、メンティの立場から感じる「中途社員向けメンター制度」のメリットや効果について聞いてみました。
ぜひお読みください!

クラウドインテグレーション事業部 開発第二セクション
中村 理恵

エンタープライズクラウド事業部
村瀬 あかね

希望制で月一回のメンタリングを実施

— 本日はよろしくお願いします。まずは「中途社員向けメンター制度」の概要について教えてください。


私たちが利用した「中途社員向けメンター制度」は、30〜60分程度で月に1回以上、入社1ヶ月後から半年間の期間でメンタリングを実施するものです。参加が必須である「新卒社員向けメンター制度」と比べて、「中途社員向けメンター制度」は希望制となっています。


どのようなメンターさんが良いのかという希望を新入社員が人事担当者に伝えると、その回答を踏まえてメンターさんを選んでくれます。メンタリングについての説明会実施や顔合わせの場のセッティングもしてもらえるので、身構えることなく気楽に利用できました。


— お二人は希望されてメンター制度を利用したということですが、元々「中途社員向けメンター制度」の存在は知っていましたか?また、前職で同様の制度を利用したことはありましたか?


制度自体の存在は知らず、人事担当者から説明を受けたことで初めて知りました。前職で同じような制度はあった気がしますが、会社全体が意欲的に取り組んでいた制度ではなかったので、利用したことはありません。


私も知りませんでした。入社時に行なったオリエンテーションにて存在を知りました。前職ではメンター制度自体ありませんでした。


— お二人はなぜメンター制度を希望されたのですか?


メンター制度について話を聞いたときに、まず「楽しそう」という第一印象を持ちました。また、リモートワークだと誰にも会うことがなく、直接会話をする機会もないので、会社に慣れる良いきっかけになりそうと思ったことが理由です。


私は「丁寧」という印象を受けましたね。入社したら終わりではなく、会社の制度として丁寧に入社後のサポートもしてくれるということで安心できると思い希望しました。リモートワークという点も大きかったと思います。

部署の垣根を越えた交流が、仕事へのモチベーションに繋がる

— 次にお二人のメンターさんはどのような方か教えてください。


他部署の方です。勤務地も全く異なる場所だったので、一度も直接お会いしたことはありません。


同じく他部署の方です。お互い非エンジニアで、かつ同世代の女性の方だったので気軽に話すことができました。


— メンタリングはどのように実施していたのでしょうか?


月に1回、1時間程度のメンタリングでした。お互いに仕事が忙しいこともあり、なるべく早めに終わるように時間管理を徹底して行ないました。時間はきっちりでしたね。


同じく月に1回、1時間程度のメンタリングを行ないました。私はメンタリングの後に何も予定がなければ延長して話をして、時には盛り上がって時間がなくなり最後に足早に話を終わらせることもあったので、中村さんのお話を聞いて反省しています(笑)。


ごめんなさい、圧をかけてしまいました(笑)。


— メンタリングの時間はどんな話をされていたのですか?


仕事に関する近況報告をしたり、AWS の構成図の作成についてアドバイスをもらったりしました。他にも、休みの日の過ごし方など日常生活の話もしましたね。基本的にメンティである私が事前に話題を用意して、そこから話を膨らませる流れです。リモートワークだと、他部署や他チームの方々が普段どのように過ごしているのか全く分からないので、メンターさんと情報交換を行なうことで、良い刺激を受けていました。他にも、資格に関する相談に乗っていただいたり、クラウドに関する経験が少ない人向けのトレーニング内容を教えていただいたり、勉強する姿勢を得ることができました。


私も情報交換に加え、資格を取るための勉強方法を教えていただいたり、アドバイスをいただいたりしました。他部署で私と同じようなポジションで働いている社員をメンターさんに紹介していただいたので、メンターさんを通じて交友関係が広がったのは嬉しかったです。また、仕事に関する悩みもたくさん話しました。そこから話が広がって、気分のリフレッシュ方法といった雑談も多く行ないました。私は話題提供を意識するというよりも、その場の流れに身を任せて会話をしましたね。


他部署だからこそ気軽に話せる内容も多いですよね。


— メンタリングの時間で意識していたことはありますか?


身だしなみを整えることを意識していましたね。一度「疲れていますか?」と聞かれてしまったことがあったので、画面越しでも顔色が良く見えるように、メイクや服装には気をつけていました。


私も同じです(笑)。リモートワーク用のメイク方法があることを知り、話しやすい印象を持ってもらえるように意識して身だしなみを整えました。また、メンタリング中は一方的な「報告」ではなく「会話」になるように気をつけて、ゆっくり話すことも意識しました。

入社後の不安を解消し、安心して業務に取り組むことができる

— 現在は半年間のメンター期間が終了しているとのことですが、今でもメンターさんとの交流はありますか?

2、3ヶ月に1回程度で話す機会を設けてもらい、引き続き交流をしています。情報交換をして良い刺激をもらうために、他部署との繋がりは保っていけたら嬉しいです。


私は今までの頻度での交流はしていませんが、仕事で一緒になった時は久しぶりにやり取りができて嬉しかったです。昨年末には、Slackのサンクスチャンネル(感謝を伝えたい人に向けてメッセージを自由に投稿できるチャンネル)にて、メンターさんに対するお礼のメッセージを送り、そこでやり取りを行なったので、仕事に対するモチベーションにも繋がりました。


— 今後メンター制度を利用する人へ向けて、メッセージをお願いします!

リモートワークであると尚更ですが、他部署や他チームの雰囲気を知る機会は少ないと思います。なので、もし興味がある方や良い刺激をもらいたいという方は、ぜひメンター制度を受けてほしいと思います! 何でも相談できる先輩がいるのは心強いです。

定期的に先輩社員とじっくりお話しするという機会は、毎日出社する時よりもリモートワークだからこそできることだと感じています。私は、孤独を感じることなく、リモートワークでも気軽に相談できる相手がいてとても助かりました。最初は知らない先輩社員と話すことに緊張するかと思いますが、メンター制度を最大限利用して、楽しみながら仕事ができるようなきっかけにしてほしいと思います。

編集後記

私は「新卒社員向けメンター制度」を現在利用していますが、入社後の不安や悩みを気軽に相談できる存在がいるだけで本当に心強いです。部署は違えど、日々高みを目指して仕事に取り組む先輩社員の姿を見て、良い刺激を受けながら仕事に向き合うことができ、自らの成長に繋がっていると実感しています。

人事担当者によると、本制度を利用する社員は多く、「これからも引き続き関係を築いていきたい」「メンタリングが毎月の楽しみとなっていた」といった声があり、仕事のモチベーションに繋がっていたとのことでした。

アイレットに入社した方は、ぜひメンター制度を利用してみてくださいね!
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回は、本制度にメンターとして携わった社員へのインタビュー内容をお届けします!