アイレットの研修制度の一つ、「KDDI 合同勉強会」で受講できる「KDDI オリジナル研修」。
KDDI の従業員向けに開催されている研修ですが、アイレットの従業員であれば誰でも参加できます。

アイレット社員が受講できるきっかけとなったのは、2019年に KDDI とアイレットで行なった「社員の資格取得推進についての情報交換」です。

2020年夏にアイレットで社内向けに実施していた「クラウドプラクティショナー勉強会」にKDDI社員の方にもご参加いただき、そのご縁から、KDDI 社内でのオリジナル研修をアイレット社員向けに実施していただけることとなりました。2021年秋からは、現在の合同勉強会の形で、KDDI社員と一緒に受講できるようになっています。

この度、この「KDDI 合同勉強会」で受講できる「KDDI オリジナル研修」のすべてを受講するという、アイレットで初めての全講座コンプリート達成者が現れました。
コンプリートを成し遂げたのは21卒のエンジニアである小林拓未です。

今回、KDDI オリジナル研修の講師を務めるKDDI株式会社 ソリューション事業本部 下窪祐司氏と古賀裕明氏、そして小林にインタビューを実施しました。
「KDDI オリジナル研修」の特徴、そして研修に参加して得たものについてぜひご一読ください!


KDDI株式会社 ソリューション事業本部
下窪祐司氏


KDDI株式会社 ソリューション事業本部
古賀裕明氏


アイレット株式会社 クラウドインテグレーション事業部
小林拓未

2017年からスタートし、2020年に完全オンライン化

本日はよろしくお願いします。まずは、「KDDI オリジナル研修」について教えていただけますか。


まず歴史からお話ししますと、「KDDI オリジナル研修」の始まりは2017年になります。当時、KDDIのソリューション事業はモバイルにおける利用単価の悪化により業績が低迷した暗黒期に突入していました。その時に、当時の事業本部長が V 字回復を誓い「リバイバルプラン」を実行しまして、いくつかの実施事項があった中の一つが「人財育成の強化」でした。これが「KDDI オリジナル研修」の始まりです。


下窪さんはスタート当初から講師を務められているとのことですが、どのように研修を作り上げていったのでしょうか?


当時のソリューション事業本部のトップは、「ライン長経験者を研修講師に起用し、実際の活きた現場感覚でソリューション社員の育成を担当させよう」と考えていました。そのため、研修プログラムも現場の実情に合うように研修会社と打ち合わせを繰り返し、作り上げたのが「コミュニケーション基本スキル研修(当時は『やってみよう!UPA研修』)」です。
当時は私を含め、役職定年を迎えた3人のライン長経験者で2017年12月に初めて研修を実施しました。3人とも偶然同い年で、奇しくも3人とも営業一筋で突っ走ってきた面々です。「役職定年を迎え、後進の育成に当たりたい」と、ド素人の研修講師集団でしたが熱意をもって取り組めたと思っています。現在は、私以外の2人は引退し、古賀と2人で講師を務めています。講座数が9講座に増えました。


研修の特徴を教えてください。


「座学がほとんどない」ことです。講師と常にインタラクティブな会話をしながら「気づき」を誘発していくスタイルの研修で、開始当初から現在まで変わっていません。受講生同士でのロールプレイングや演習の時間を多く設け、お互いに良かった点や改善点を指摘し合っています。


コロナ禍以降はオンラインにて実施していますよね。オンライン化において苦労したことはありますか?


集合研修だった時はワークシートを記入してもらい、それを我々講師が拝見しながら研修を進めていきました。オンライン化にしてからはそういったことが難しくなり、一部できないこともでてきました。今は、講師のみが会議室に集合し、ホワイトボートを常に二枚用意して、受講者の意見などを書きながら進めています。講師は肉体労働になりましたね(笑)。


また、オンライン化したことで少人数制にしました。集合研修では最大30名で開催していたのですが、オンラインでもインタラクティブな会話を重視したいのでより少人数での研修としました。

アイレットは2021年から研修に参加

アイレットは2021年から「KDDI オリジナル研修」に参加させていただいていますが、アイレット社員の印象はいかがですか?


非常にまじめな印象を受けています。真摯に研修に向き合っていて、何かを持って帰ろう、活かしてやろうという意欲を感じます。この研修は強制ではないのですが、意欲の高い方々が参加してくれていて、講師をしている私たちもやりがいを感じています。

その中でもアイレット初のコンプリート達成者である小林さんの印象はいかがですか?


とても前向きに受講してくださっている印象です。講座に2回、3回とエントリーしてくださると、我々講師も小林さんに対して親近感が湧いてきました。研修中にロープレの順番を決めることがあって、研修の日付から誕生日が近い方を選ぶことがあるのですが、小林さんの誕生日は近いなと思い浮かぶこともありました。また、いつも画面の向こうで笑顔が印象的です。


そんな小林さんが「KDDIオリジナル研修」を受講しようと思ったきっかけを教えてください。


私は21卒としてアイレットに入社しました。入社してから在宅勤務が基本で、今までに自分が経験してきたコミュニケーションだけではなく、社会人として必要なコミュニケーションについて学ぼうと思ったことがきっかけです。


最初からコンプリートを目指していたのですか?


実はコンプリートを目指そうと思ったことはなくて。一つの講座を受けると、次はこの講座とこの講座に応用できますとリコメンドされる仕組みになっていまして、次々に受けていったらいつのまにかコンプリートしていました。

一つの講座を受けていただいて終わりではなく、実際に講座で得た気づきを活かせるように応用編なども用意しています。

研修の成果を発揮し社内イベントで参加者投票2位に

実際に研修に参加してみての感想を教えてください。


身になることばかりです。会社ではエンジニア職の方と会話をすることがほとんどなのですが、研修では営業職など、エンジニア職以外の方々からフィードバックをもらえます。アイレット社内だけでは得ることができない気づきもありましたね。


実際に研修の成果が出たというエピソードなどありますか?


アイレット社内で開催された「超提案武闘会」ですね。運営チームが用意した課題に対してチームごとに提案を行なったのですが、参加者投票で2位という結果を残すことができました!プレゼンテーション力という講座で学んだスキルを活かしたことはもちろんなのですが、外部の研修に参加するという行動力ですかね。この研修を受けているからこそ、超提案武闘会に挑戦してみようという気持ちになりました。


超提案武闘会は私も見学しましたが、とてもわかりやすい提案だったと思います!講師のお二人はこの成果をどう感じますか?


素直に嬉しい、そしておめでとうという気持ちですね。講座を受けて得たものをしっかり発揮してくれていました。


スキルはもちろんですが、小林さんの長所である愛嬌も提案に出ていましたね。今後も活躍していってほしいです。

オンラインだからこそ「コミュニケーション」が必要

最後に「KDDI オリジナル研修」について伝えたいことなどありますか?


僕は、オンラインが主流となった今だからこそ「コミュニケーション」について改めて学ぶ必要があると感じています。オンラインだからコミュニケーションはあまり必要ないのではなく、オンラインだからこそコミュニケーションが大事になってきます。社内にいるだけでは得ることができない「気づき」を必ず得ることができますし、その気づきを今後も活かしてアイレットで活躍していきたいです。


そういってもらえると嬉しいですね。私たちは受講後に1ヶ月アンケートを実施しているのですが、業務で役に立ったという声はもちろん、プライベートでも役に立ったという声をいただいたことがあります。参加いただくことで、日常生活のどこかで役に立つことを得ることができると自信を持って言えますね。「研修に参加する」ではなく、「講師の話をきいてみよう」そんな気持ちで参加してもらえると嬉しいです。


研修スタート当初からある「コミュニケーション基本スキル研修」は、延べ千人以上が受講されています。強制じゃないにもかかわらず、意欲の高い方々にご参加いただいています。我々講師は受講生にはこの表現の方が伝わりやすいのではないか、などを検討・修正し、常に進化を続けています。多くの方に参加していただきたいことはもちろん、参加していただいた声を反映させることで、我々はより良い講座を今後も作り上げていきたいです。


最近はご自宅から参加されている方が多いです。オンラインでの良いところはどこからでも参加いただけること。海外の方が参加されることもあります。アイレット社員の方はもちろん、多くの方のご参加をお待ちしています!そして、小林さんの今後の活躍にも期待しています!

<コンプリートの記念品授与の様子>

編集後記

「KDDI 合同勉強会」で受講できる「KDDI オリジナル研修」は、気になって申し込みページを見ると既に枠が埋まってしまっていることが多く、アイレットの中でもとても人気のある研修です。
小林は、「この日のこの時間は講座受けます!」と早い段階からスケジュールを確保し、すぐに申し込みをしているそうです。意欲が素晴らしいですね!

アイレットでは、新卒研修だけではなく、様々な社内研修制度を設け社員一人ひとりの成長を支援しています!
少しでも気になった方はぜひ教育研修体系をチェックしてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!