アイレットでは、iret tech labo や雲勉といった技術勉強会を積極的に開催しています。
これらの勉強会は社内外問わず誰でも参加できるものですが、実はアイレット社員に向けた勉強会も頻繁に行なっているのです。
架空の企業が持つ課題に対して技術の提案を行なうといったユニークな企画や、はたまた技術以外をテーマとした企画など、より柔軟かつ幅が広いのが社内向けイベントの特徴です。
そこで今回は、様々なイベントを運営した「技術定例グループ」のメンバーである高橋 修一・和田 健一郎・中村 昌登・鈴木 健斗の4名にインタビューを行ない、この1年間で行なってきた取り組みについて振り返ってもらいました。
ぜひご一読ください!
クラウドインテグレーション事業部
高橋 修一
情報システム室
和田 健一郎
クラウドインテグレーション事業部
中村 昌登
クラウドインテグレーション事業部
鈴木 健斗
「技術定例グループ」の誕生経緯とは
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本日はよろしくお願いいたします!そもそも、「技術定例グループ」とは何なのでしょうか?
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元々、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)に関する勉強会の場はあったのですが、扱うテーマが主に社内向けということもあり、アイレットからお客様へアウトプットできる機会が限られていました。
そこで、まずは社内でアウトプットの場を設け、その後は技術ブログなど社外にもアウトプットすることを前提とした勉強会を開催するべく、社内にて企画参加者の募集があったことがきっかけにこのグループが誕生しました。
そこで、まずは社内でアウトプットの場を設け、その後は技術ブログなど社外にもアウトプットすることを前提とした勉強会を開催するべく、社内にて企画参加者の募集があったことがきっかけにこのグループが誕生しました。
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なるほど。なぜ皆さんはこの募集に立候補したのですか?
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募集がかかった勉強会の企画は アマゾン ウェブ サービス(AWS)Japan 様(以下、AWS様)と共同で開催するものだったのですが、企画を通して密接に AWS 様と関わることで、より相談しやすい環境づくりができると考えました。また、技術への関心を高める活動に興味があり、それをチームとして取り組める良い機会でもあると考え、本募集に参加することに決めました。
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社外で AWS のコミュニティである「JAWS-UG」の運営をしているので、この経験を活かして社内でも勉強会の運営にも試みたいと思い参加を決めました。また、社内でアウトプットをする機会を増やせば社外へも気軽に発信できるはずなので、そのきっかけづくりになれば良いと思って参加することにしました。
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日々 AWSの勉強に励んでいるのですが、勉強会の運営を通して AWS 様や社内のエンジニア達と関わることで自身の知識の幅も広がると考えました。また、所属する組織以外と関わる機会は少ないので、コミュニケーションの幅を広げる貴重な経験になると思い参加を決意しました。
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AWS 認定資格を一通り取得し、次に挑戦したいことを考えていた際にこの募集がありました。元々社内活動に対する興味もありましたし、社内貢献にも繋がると思い参加を決めましたね。
アイレットならではの“提案力”で顧客の要望を実現!
「アイレット超提案武闘会」
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初めに開催されたのが「アイレット超提案武闘会」とのことですが、どのような企画なのか教えてください。
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「アイレット超提案武闘会」は、運営チームが考えた課題に対して具体的な提案をチームごとに行なう社内イベントで、AWS 様にもご協力いただき開催しました。
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“課題”はどのような内容だったのですか?
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架空の企業から『社員一人ひとりの働き方を実現する提案』を依頼されたという設定で、ご要望を AWS を活用してどう実現するのかを提案してもらうといった内容です。
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ユニークな企画ですね!
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技術的すぎる内容ではなく、参加者が意欲的にかつ楽しみながら取り組めるものを企画したいと考え、チームやAWS様と何度も議論しながら進めました。
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ただ LT を行なう企画だと普段開催しているものとの差別化ができないため、アイレットの“提案力”の強みを引き出せるような形を目指して工夫しましたね。
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差別化した内容の企画、なかなか難しそうですね。
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課題が現実的すぎると面白みがありませんし、かといって企画の規模が大きすぎると通常業務との両立ができません。どうすれば “アイレットらしさ”を出したイベントが開催できるのかを考えるのは大変でしたが、提案力の向上に繋がったと参加者から感想をもらい、とてもやりがいを感じましたね。
「アイレット超提案武闘会」について気になる方はこちら:https://iret.media/62149
エンジニア以外も参加!
「おつかれpack ~LT会~」
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次に皆さんが開催したのが「おつかれpack ~LT会~」。これはどんなイベントだったのでしょうか?
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この会はアウトプットすることをテーマとした LT 大会です。おつかれpack は以前から開催されている社内懇親会なのですが、このイベントを主催しているコーポレート統括本部と協力して「おつかれpack ~LT会~」を開催することになりました。
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「アイレット超提案武闘会」は運営が架空の課題を考え、参加者は一から提案内容を考えるといった、言わば “カロリーが高め”なイベントでした。一方で「おつかれpack ~LT会~」は“カロリーが低め”なイベントです。業務との両立を図りながら継続的にイベントを開催していけるように意識しました。
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確かに“カロリーが低め”だと、参加者もより気軽に参加できますよね。
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IT 企業での LT 大会というと技術について発信するものが多いと思いますが、今回はテーマを特定の技術ではなく「アウトプット」に設定しました。こうすることで、エンジニアだけでなく非エンジニア社員からも登壇してもらうことができました。
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全社を挙げてアウトプットへの取り組みに注力しているところだったので、良いタイミングで本イベントを開催することができました。また、登壇未経験の人にも参加してほしいと呼びかけたので、人事担当者やマーケティング担当者なども参加してくれて良い結果になったと感じています。内容的にも、非エンジニアの視点を知ることができたのは、エンジニアとしてもとても有意義な会になりました。
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このイベントには社外からゲストをお呼びされたのですよね。
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はい、株式会社ソラコム 松下様に参加していただきました。エバンジェリストとして数多くご登壇されている方で、お声掛けをしまして「アウトプットとフィードバックの重要性」についてお話ししていただきました。
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イベントの最後には松下様と和田さんのフリートークもありましたね。
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そうですね。事前にアウトプットに関するアンケートを社内で取り、その内容について自由に話しました。フリートークの場をイベント内に設けるのが初めてだったので、企画調整の段階で大変な点も多かったですが、その分学びを得ることができましたね。
参加者皆が学びを得た
「おつかれpack 〜(LT会)iret Compute Deep Dive with Intel〜」と「おつかれpack 〜スペシャリスト認定者のパネルディスカッション〜」
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続いて開催されたのが「おつかれpack 〜(LT会)iret Compute Deep Dive with Intel〜」ですね。
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このイベントは、インテル株式会社様(以下、インテル様)にご協力いただいて開催しました。アイレットエンジニアによる LT のほか、インテル株式会社 松田様に「クラウドにおけるインテルの重要性と最大活用術」というタイトルでお話しいただきました。
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ちょっとしたハプニングもあったとか。
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そうなんです。インテル様をお呼びするということでテーマを「コンピュート」に設定したのですが、括りが広く、最初はなかなか登壇希望者の応募がありませんでした。そのため個別に声をかけたり、具体的な登壇内容の例をあげたりと工夫しました。
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また普段は開催時間が1時間のイベントが多いのですが、今回は2時間と長く、休憩を挟んだことで参加者が数名途中退席してしまいました。
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オンラインイベントや運営側ならではのハプニングでしたが、次回以降のイベント企画に活かせるものだったので貴重な経験となりましたね。
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そして次に実施されたのが「おつかれpack 〜スペシャリスト認定者のパネルディスカッション〜」。このイベント内容について教えてください!
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このイベントは、社内 IT 人材の認定制度「iret スペシャリスト認定制度」に認定され iret スペシャリストとして活躍する社員がパネラーとなり、事前に募集した質問に対してディスカッションしてもらいました。
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どのような質問が寄せられたのでしょうか?
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制度に関する質問以外にも、スペシャリストになるためにどういうことを意識していたかや「AWS に追加してみたいサービスは何か」といったものなどが寄せられました。パネルディスカッションは未経験という運営側・登壇者が大半だったので、手探りしながら進めましたね。
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ディスカッション形式は、用意しすぎても一問一答になってしまうし、うまくディスカッションにするには慣れや工夫が必要だと思います。まずは社内イベントで一度経験できるという意味では、今後の社外イベントでの機会に向けて練習の場となったのではないでしょうか。
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開催後のアンケートでは「業務や自己学習へ取り組む姿勢に刺激を受けた」「社員同士によるパネルディスカッション形式が新鮮だった」などの意見をもらいました。運営側・登壇者・視聴者、皆が学びを得ることができたイベントとなったと思います。
AWS Top Engineersを目指すためには?
「おつかれpack〜AWS Top Engineers 応募フォロー会〜」
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そして、直近で開催されたのが「おつかれpack〜AWS Top Engineers 応募フォロー会〜」ですね。
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本イベントは、AWS Partner Network (APN) に参加する会社に所属している AWS エンジニアを対象にした表彰プログラム「AWS Top Engineer Partner Program」の「2023 AWS Top Engineers」応募に向けて開催しました。主に「AWS Top Engineersとは何か?」を理解するためのイベントです。
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会社全体でこのプログラムに対して積極的に取り組んでいるので、「AWS Top Engineers」の認知度向上、応募するきっかけとなるように開催しましたね。
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参加者の反応はいかがでしたか?
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開催前よりも「AWS Top Engineers」に対する認知や仕組みの理解は向上したと思います。取締役CFO にもお話ししていただいたのですが、アイレットとして取り組もうという姿勢や意気込みを実感しました。
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イベントに参加するまで応募資格の詳細を誤解していたという人や、実際にこのイベントをきっかけにプログラムに応募したいという人がいたので、開催目的を果たすことができて嬉しいです。
最後に
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最後に、これまで活動してきて感じたことや今後の目標があれば教えてください。
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なかなか運営側を担当する機会は少ないので貴重な経験となりました。「アウトプットに興味はあるがやり方が分からない」という参加者が意外と多く、そのような人達の背中を押せたのではないかと思います。また、イベントを企画する難しさを痛感しましたが、同時にコツも分かってきたので、今後の企画に活かしていきたいです。
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「アイレット超提案武闘会」は企画から開催まで苦労したことも多かったのですが、とても有意義な時間だったと感じています。イベントに様々な事業部から参加者が集ったのが嬉しかったですし、技術ブログも今まで以上に盛んになったとのことなので、想像以上に成果を出すことができて良かったです。今後も幅広い参加者が集えるような企画に取り組んでいきたいですね。
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当初の「コミュニケーションの幅を広げる」といった目的を達成し、自身のモチベーション向上に繋げることができました。この経験が会社全体のモチベーション向上に繋がったと思うと強くやりがいを感じますし、何よりも楽しみながら取り組めたことが良かったです。今後はテーマをより広げた面白い企画にも挑戦していきたいです。
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普段「JAWS-UG」にオンライン・オフライン問わず参加しているのですが、コミュニティに近い形で社内イベントを企画・実施することで、運営目線から参加者側を捉え、学びを多く得ることができました。今後も社員が楽しめる企画の提案や、この取り組みが継続できるような仕組み作りをしていきたいですね。
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皆さんの今後のご活躍を期待しています!