こんにちは、MSPの田所です。
私は業界未経験での入社だったのですが、入社前を振り返るとキャリアに関する漠然とした不安があったことを思い出します。
今回はそんな以前の自分に送りたい、未経験エンジニアのキャリアパスを整備した話をお届けします。
1. 未経験エンジニアのキャリアの悩み
ITエンジニアになるべく勉強していた頃、
「自分は果たしてITエンジニアになれるのだろうか?」
という大きな不安の裏に、
「なれたとして、ちゃんと活躍できるのだろうか?」
「その次はどんなキャリアを歩めるのだろうか?」
とさらなる不安が見え隠れしていました。
私に限らず、未経験からエンジニアを目指している方、なられた方は同じような悩みがあるのではないかと思います。
この悩みを分解すると私はこんな感じでした。
- 何をしたいか分からない(霧がかかった状態)
- どんな選択肢があるのか分からない(道を選べない状態)
- どうやって目指せばいいか分からない(歩き方、登り方を知らない状態)
悩みがありすぎてどう手をつけて良いか分かりませんね。
2. アイレットMSPでのキャリア形成についてまとめてみた
そこでキャリア形成についてまとめることにしました。
●キャリアパスがなぜ大事なのか?
感覚的に大事かとは思いますがなぜ大事なのでしょうか。
高いサービスレベルを追求するMSPであり続ける
そのためには、、
そこで働くメンバーが将来のキャリアに不安なく働ける環境であることも大切
そのためには、、
組織として個人のキャリアを応援する、選択肢を提示できる制度を整えよう!
つまり、キャリアパス制度が整っていることが高いサービスレベルに繋がるのです!
キャリアパス、大事!
●どうやってキャリアを描くか
まずキャリアについての一般論を整理しました。
キャリアに限らずプロジェクトっぽいものは何でもそうですが、以下がはっきりしていないと「なんとなく」で進んでしまうことになります。
- 現在地
- 目的地
- 進み方
いわゆる As-Is と To-Be とそれからアクションってところでしょうか。
●MSPでの次の一歩を提示する
また未経験でMSP一次運用に入社したと想定して、次のステップの候補となるポジションについてまとめました。
それぞれのポジションの資料を集め、リーダーやメンバーにインタビューし、再整理・合意を行いました。
社内向けに募集要項を作っている気分です。
- ミッションとKPI
- ポジション概要と魅力
- 職務内容と必要な能力・スキル
- 異動の実例
- 典型的な一日
●キャリアパスサイトにまとめる
そして社内サイトにまとめていつでも誰でも見られるようにしました。
サイトをチラッとご紹介!
3. 評価プロセスや1on1に組み込んだ
●一過性の情報では意味がない
これまでもその時々でまとめた資料はあったのですが、存在を知っているメンバーはもはやいない状態でした。
今回まとめたサイトを共有したとして、一瞬で形骸化するようなものにはしたくない、、
実際に役に立つ資料、プロセスになるよう頭を悩ませました。
●評価シートに組み込む
まず、半年に一度レビューを行う評価シートに着目しました。
半年間の目標を記載し、半期の終わりに成果を記載し、それを元に振り返りながら評価面談を行うシートです。
ここに個人のキャリア目標を記載する欄を組み込みました。
そうすることでこんなメリットがありそうです。
- 各メンバーのキャリア希望が可視化される
- 組織の目標と、個人のキャリア目標を組み合わせた目標設定ができる
- 成果を残せば、次のポジションに向けて強い説得材料になる
- 少なくとも半年に一回は振り返る
●1on1に組み込む
さらに、定期的に行われる上司との1on1にも着目しました。
1on1のトピックにキャリアパスを設定しておけば、キャリアのもやもやが減ること間違いなしです。
- 数週間〜1ヶ月の頻度で情報交換ができる
- それにより細かく軌道修正できる
- そのため不透明感やサプライズ(主にガッカリ)を減らせる
4. もっと楽しく働けるMSPへ!
●キャリアパスが見えると未来が明るい
冒頭に未経験エンジニアのキャリアの悩みとして以下を挙げましたが、逆にこれらが解決できれば前向きに楽しく働けそうですよね!
- 何をしたいか分からない(霧がかかった状態)→ 分かる!晴れ!
- どんな選択肢があるのか分からない(道を選べない状態)→ 分かる!選べる!
- どうやって目指せばいいか分からない(歩き方、登り方を知らない状態)→ 分かる!知ってる!
●メンバー募集中!
そんなキャリアパス制度も整ったアイレットですが、メンバーを募集しております!
未経験からエンジニアになりたいそこのあなた!
ガッツリ活躍してあなただけのキャリアを掴み取ってみませんか?
ご応募お待ちしております!