はじめに

こんにちは、アイレットの長谷です!

この記事は「もくもく会ブログリレー」 16 日目 の記事です。

今回、もくもく会発信でこのブログリレーを行うにあたり、もくもく会のロゴについて発信するいい機会だと感じたので、ロゴの制作秘話を簡単にまとめてみようと思います。

また、もくもく会開催についてLT会開催の記事がすでに投稿されています。
これらの記事を読んでいただければ、なんとなくイベントの雰囲気が掴めると思うので、
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでいただければと思います!

もくもく会のロゴ

もくもく会のロゴ画像

まず、上記が今回作成したもくもく会のロゴです。なぜロゴ中に「OPEN mokumoku」と記載されているのかですが、オープンなもくもく会にしたいという目的があったためです。したがって、ロゴ中のテキストもOPEN mokumokuとしています。

また、左側が縦長の形、右側が横長の形になります。社内で使用されるSNSやスライドにロゴを使用する際、2パターンあると使い勝手が良いと考えたので、用意しました。

つい先日、もくもく会発信で社内LT会を実施したのですが、その時の発表用スライド作成時にも縦長のロゴ・横長のロゴどちらかを選べたので、やっぱりいくつかパターンを作成しておくと困らないなと実感しました。備えあれば憂いなしですね笑

上記のロゴですが、実際は以下の過程を経て完成させました。

  • 作成目的の確認
  • アイデア出し
  • デザイン

次の章からは各工程について振り返っていきたいと思います。

ロゴの作成目的の確認

今回イベントのロゴを作成したのは、アイレット内で実施されている他の社内勉強会にロゴやイメージバナーのようなものが存在していたため、このもくもく会にも同様のものがあったらな…という思いからでした。その上で、以下の目的もあったため、個人的にまずはロゴから作るべきかなという考えがありロゴを作成しました。

  • 勉強会の名前を覚えて、さまざまな人に参加してほしい
  • LT会の資料やイベント告知バナーのデザインにワンポイントとして使用したい
  • イベント感を出したい

ロゴは物事の印象をより強く残せるアイテムの1つだと思います。 今回であれば、イベントの認知度を上げるために、有効な手段の1つとして活用しました。

アイデア出し

アイデア出しを行う際、前提としてまず以下の情報がありました。

前提の情報

イベント名

  • オープンもくもく会

イベントの目的

  • 知の共有がしたい
  • エンジニア的に困っていることを直接ききたい
  • 自分のエンジニアレベルを把握したい(モチベーションに変換することができる)
  • 突発的にLT会や勉強会の実施をしたいが、ハードルが高い。なのでまずは開催の敷居が低い、もくもく会で仲間を作ってからやってみたい。

ルール

  • ルールは最低限にする。あまりガチガチにすると参加しにくくなる。
  • 内輪な雰囲気を作らない。新しくきた人を超歓迎する。(これ重要)
  • ベースはもくもくなので会話の盛り上がりすぎに注意。
  • 会話の時間は、最初と中間と最後などメリハリがあるとよい。

上記の前提情報の上で、どのようなロゴにするかアイデア出しを行いました。

前提情報を踏まえたアイデア出し

  • オープン要素を入れたい
  • テキスト主体よりもイラスト主体の方がオープン感出しやすそう、印象にも残りそう
  • 色味はオープン感(明るい感じ・好奇心)ともくもく感(誠実さ・冷静さ)を取り入れたい
  • 見やすさは担保したい
  • 他イベントやブランドと被らないように(著作権の問題があるので重要)

ここまで見ると順調に感じますが、「オープン感」を考えるのが中々曲者だったように思います。
煮詰まった結果、オープンてそもそもなんだっけ?という境地に至り辞書で調べてみました。

<openの語源>

  • 切り開く
  • 開拓する
  • 打ち明ける(今回はこれ)
  • 始める(今回はこれ)
  • 開く(今回はこれ)
  • 広げる(今回はこれ)
  • 率直
  • 未解決咲く
  • 屋根のない

これ以外にも様々な意味がありますが、今回特に適用するべき意味としては、「打ち明ける〜広げる」ら辺の意味が特に当てはまっていると感じたので、そこを主な連想ポイント(とっかかり)として、考え始めました。

デザイン

先ほどのアイデア出しから、以下の点に注意し、デザインし始めました。

  • オープン感を出す
  • 色味はオープン感ともくもく感を入れる
  • 見やすさは担保する
  • 他イベントやブランドと被らないように(著作権の問題があるので重要)

これまでの工程を経て、改めて完成したロゴがこちらです。
もくもく会のロゴ画像

オープン感を出す
オープン感を出す部分ですが、今回はイラストを入れる前提で、最初に以下のイメージを元にラフを作成しました。

  1. ドアが開いている感じ
  2. 空が開けているイメージ
  3. 人々が分け隔てなく交流しているイメージ

3つのイメージをラフした結果、シンプルで伝わりやすそうな1のイメージを採用しました。

色味はオープン感ともくもく感を入れる
色味ですが、オープン感ともくもく感を入れるというイメージのもと最終的に以下3色を使用しました。

  • 濃い黄(#F5D421)
    • イラストのドア部分に使用。黄色は好奇心や陽気さ、クリエイティブさを感じさせる色。ドアを開いた先に、新しい人や知識との出会いがある可能性やオープン感をイメージして使用しました。背景の白色とのコントラスト比も考慮し、トーンを少し調整しています。
  • 薄い黄(#FFF2AC)
    • イラストのドア部分のグラデーションに使用。ドアの先に光(得るもの)があることを示唆するために使用しました。
  • ネイビー(#051B2E)
    • テキストやイラストの枠線に使用。ネイビーは誠実感や冷静さ、信頼度を与える堅めな色で、IT企業のサイトやロゴなどでよく使用される色です。今回は、ロゴの中に少し堅くて真面目なもくもく要素を追加するために引き締め役として使用しました。背景色の白色とのコントラスト比もあり、見やすさは確保できていると思います。また、テキストに黒ではなくあくまでネイビーを使用した理由は、黄色との補色関係も考慮したためです。

※今回のネイビーと黄色は厳密には補色関係ではないですが、それに近い関係ではあります。

  • 白(#FFFFFF)
    • 全体の調整役です。黄色とネイビーだけだとコントラスト比が、はっきりしすぎる可能性があるので、ロゴ全体のバランスを取るために、使用しています。

フォントは王道のフォントを使用
ロゴ中のテキスト部分には、Helveticaのboldを使用しています。
Helveticaとは1950年台にスイスで生まれたフォントであり、現在では無印良品やPanasonic、BMWなど各国の有名企業のロゴに使用されています。

このHelveticaは、フォントの太さを太くしても形が非常に綺麗なのが特徴的で、見やすさと力強さ、親しみやすさをバランスよく兼ね備えていると感じます。
今回は、オープンもくもく会ということで、このHelveticaの「誰でも親しみやすい」と「誰でも見やすい」特徴がイベントの目的に合致してると感じたため使用しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか!
今回は、イベント用のロゴ制作過程をまとめてみました。自分が行った作業の言語化ができ、改めて頭の中が整理された感覚があります。

作成してみて、かなりイベント関係者から好評だったのでよかったです!
今後もこのロゴが人々の印象に残り、あわよくば参加人数が増えて、よりイベントが盛り上がればいいなと思います。

本記事を読んでいただきありがとうございました!

明日の記事は、最近NewRelicを使い倒している田中さんの「NewRelicのアラートをDiscordへ通知してみた」です。
NewRelicからDiscordに通知可能なのか…連携のやり方もしれたら試しやすそうですね!
ぜひお楽しみに!!