概要

11/23(土)に青森にて開催されたJAWS-UGに初参加してきましたので、報告してます。
AWSを取り巻く状況や、AWSを取り入れた斬新なアプリ、サービスなど、興味深いお話を聞くことができ、
貴重な体験となりました。
内容の一部ではありますが、共有できればと思います。

 

 

発表内容

 

クラウド・AWS入門〜AWSを学習するにあたって〜

登壇者:平賀さん

こちらはAWSの教育に携わられている方のお話でした。
内容は主に学生さん向けにAWSの基本的なお話から始まりましたが、
興味深かったのは後半の学校向けのAWSの教育がある、というものでした。

私自身、業務にAWSが関わりだしたのが30代に入った頃でしたので、
それが今や学校教育にも取り入れだしたというのはジェネレーションギャップを感じずにはいられませんでした。
AWSには以下の学校向けの教育プログラムがあるとのことでした。

・AWS Academy
・AWS Educate

私もまだまだAWSに関しては未熟さを痛感しているので、改めて学習していかねば!と感じるお話でした。

 

 

青森県をPRするWebサービスを立ち上げリリースした話

登壇者:アスパラファーム黒石 鹿倉さん

こちらはIT関連の経歴をお持ちで、現在はアスパラガス農家をされている方です。
青森県の良さをPRする目的でWebサービスを立ち上げられたというお話でした。
特徴的なのは、「漫画コンテンツの配信」、「記事の配信」、「モール型ECサイト」で構成されていることです。
漫画、記事を通して青森グルメ等を紹介しつつ、出品者を募り商品販売を行う、というスタイルになります。

サービスの立ち上げは最初から順調という訳ではなかったようでして、モール型ECサイトに関しては出品するものによっては免許が必要だったりで(主に酒類)、
使用するサービスによってはそのあたりの扱いが難しいようでした。
またコスト面等の問題もあり、最終的にはReactで実装しそれをAWSに乗せる形となったとのことでした。
達成目標や残課題などもあり、これからさらに進化の余地を残しているようです。

私自身は秋田在住で隣県ではありますが、同じ東北として応援したいと思います!

 

 

面倒ミント〜クラウドの力で植物と会話したい!

登壇者:谷口さん

こちらはミントの水やりを定期的に行えるように、「ミントが電話をかけてきてくれる」という仕組みを開発された、というお話でした。
具体的には、ミントを植えている土の乾いているかを計測し、その状態を検知して電話をかける仕組みとなっているそうです。
この機能のメインとなっているのが、「Vonage」というコミュニケーションAPIで、電話、SMS等を数行のコーディングでアプリ等に簡単に組み込めるサービスです。
デバイスとクラウドの接続自体は、「AWS IoT Core」が使われています。

こちらについても最初から順調という訳ではなく、version1.0では電話が頻繁にかかってくるらしく、頻度の調整が課題となっていたそうです。
そちらを改善しつつ、新機能を追加した「面倒ミント2.0」も開発されました。
機能としては、以下のものがあります。

1.必要な量の水をあげると、電話でお礼をしてくれる。
2.こちらから電話で相談をすることができる。
3.徒長アラート・・・水をあげ過ぎると使用者以外の人に電話を転送する。
(この時点でミントがヘソを曲げてしまっている状態?となる)
4.3の後、電話をすると許してもらえる。

身近なところからこういった斬新なアイデアが浮かび、それをさらに昇華できる、というのは一つの気づきとなったお話でした。

 

 

まとめ

初めてのJAWS-UGということで雰囲気に慣れられない部分があり、
また申込タイミングの都合で懇親会への参加が出来なかったことから、
周りの方とのコミュニーケーションが取れなかったことが心残りではありますが、
数々の面白いお話を聞けたことは、良い経験になったと感じております。

会場の雰囲気自体は明るく、一部では地元トークに花を咲かせている方々もいらっしゃった事から、
きっかけさえ掴めれば溶け込むことも出来たのかな、と感じました。

先述の通り、私は秋田在住のため、まずは秋田開催のJAWS-UGに行っておくべきかと考えたのですが、
残念ながら思い立って調べた頃には、開催済みでした。
来年も恐らく秋田で開催されると思われますので、次回はそちらにも参加したいと思います!