Google Cloud 認定資格は、その名の通り Google Cloud に関する専門知識・スキルが問われる資格です。
全部で11種類の資格があり、「基礎的な認定資格」「アソシエイト認定資格」「プロフェッショナル認定資格」の3つのレベルに分類されています。

アイレットは、全社を挙げて資格取得に取り組む中、新卒社員に向けた入社時研修として Google Cloud Japan合同会社様による Google Cloud 研修を導入しています。

今回、Google Cloud 認定資格全11種類を23新卒社員 上田 将暉が全冠達成。

歴代の新卒社員で最短の入社5ヶ月、一つ目の資格取得から全冠達成までの取得期間はわずか2ヶ月という圧倒的スピードで取得されました。

本記事では、上田さんが行なった勉強方法などをお聞きしました!

第五開発事業部
上田 将暉

クラウド初心者でアイレットへ入社

Google Cloud 認定資格を全冠したとのこと、おめでとうございます!
上田さんは23新卒として今年入社されましたが、なぜアイレットに入りたいと思ったのでしょうか?


大学の求人広告を見ていたところ、目に留まったのがアイレットでした。気になって会社概要を調べたところ、クラウド事業からデザイン事業までを手がけ、一気通貫でサービスを提供できるビジネスモデルに興味を持ちました。自社内で完結しているため、色々な方と協力しながら迅速に業務を進められる環境なのかなと思いました。


プログラミングなど、 元々 IT 分野に関する経験はされていたのですか?


学生時代に Python を用いたプログラミングをやってはいたものの、クラウドサービスに関しては実際には触れたことがない状態での入社でした。


その後、入社してから現在まで取り組んできた活動について教えてください。


入社時研修からスタートし、まずは組織理解を深め、ビジネス研修や技術研修を受講した後、第五開発事業部に配属されました。


配属後はどのような業務を行なっていたのでしょうか?


大規模な EC サイト構築案件にアサインされ、先輩のサポートをいただきながら業務を進めていきました。
案件担当者の一人として機能修正や設計書の修正等を行なう中、少しずつ関わる機能の範囲や難易度も上がっていき、やりがいを感じています。
本案件では Google Cloud を基盤に用いているため、資格取得で得た知識を活用したいという思いで Google Cloud 環境の管理を志願し、実際に触れる機会を増やしてもらいました。

一発合格!全11種の認定資格を取得

どのようなスケジュールで Google Cloud 認定資格を受験されたのでしょうか?


まずは基礎を問われる Cloud Digital Leader を7月に受験し、取得しました。8月からは約1週間に1〜2個くらいのペースで試験を受け、9月22日に Professional Machine Learning Engineer に合格し、再受験することなく無事に全11種類の認定資格を取得することができました。


一発で合格とのこと、素晴らしいですね!
そもそも、なぜ Google Cloud の認定試験に挑戦しようと思ったのでしょうか?


入社時研修の中で提供された、Google Cloud 研修にて発表された『23新卒社員の36名全員が所定の Google Cloud 認定資格を取得したら、Google のオフィスへ招待』という企画がきっかけです。
初めは「Googleのオフィスに行きたい!」という目的でしたが、社内の先輩が資格取得に意欲的に取り組んでいたので、その姿勢に刺激を受けて、自分も甘んじることなくその他の認定資格にも挑戦してみようと思いました。実際に学習を始めてみると、さらに知りたいと興味が湧き次の資格への挑戦意欲を保つことができました。


上田さんが取り組んだ学習方法を教えてください。


主に Google Cloud の公式ドキュメントや技術書で情報を調べ、Udemy の模擬試験を用いて理解度の確認を行ないました。模擬試験では、設問の意図が何か、各選択肢のどこが正しいのか・間違いなのかを理解して、疑問点や知らない用語を残さないように一つひとつ解消していきました。
また、先に試験を予約し、勉強を進めていく中で自信がついたら試験日を前倒しして受験しました。


約2ヶ月もの短期間で資格を取得したとなると、各サービスの理解度を深めるのはなかなか難しかったのではないですか?


そうですね。まず初めに Cloud Digital Leader に挑戦した際、サービスの全体像を掴むことに苦労しました。また、情報系の学校出身ではないということもあり、基礎的な知識も不足しているという認識がありました。ただ、イメージが掴めるとその他の認定資格に向けた勉強のコツも段々と分かるようになり、8月のお盆の時期は3〜4種類の試験勉強を同時並行で行ないました。
各試験で扱われるサービスには共通するものも多くあり、それぞれの観点からサービスの特徴や使い方が問われます。複数の試験勉強を同時に進めたことで、足りない知識を補いながら理解度を深めることができたので、意外と効果的な学習方法だったと思います。

とにかく学習を“楽しむ”!

全冠を目指すにあたって、どのようにモチベーションを維持したのでしょうか?


何よりも「楽しめた」ことが大きいですね。学習を続けることは、特に初めて触れる分野において容易ではありませんが、新しいことを学び、様々な分野の知識が互いに繋がり、自分の知識が広がっていくのが心地よく感じました。また、Google Cloud の設計思想などに関して感銘を受けたり、面白いと感じる場面が多かったです。
また、資格の取得ができないのは学習時間が設けられないから、というのは理由にしたくありませんでした。もちろん業務との兼ね合いもありますが、上司にも相談しながら、できる限り時間を上手く調整して頑張ってみよう!という気持ちで挑戦を続けました。


試験を受ける上でのルーティンはありましたか?


毎回同じテストセンターで受験したのですが、朝6時に家を出て、7時過ぎには会場近くのカフェに着くようにしていました。そこから試験時間まで勉強することが習慣になっていましたね。
普段はあまり外食をしないタイプなのですが、試験日くらいは自分を甘やかしても良いだろう!と(笑)。
あとは、試験期間中に買い溜めしていた本を、全冠達成後から一気に読み始めました。本を読む時間が取れていなかったので、自分へのご褒美ですね。

要望に応えられるエンジニアを目指したい

学んだ知識を今後はどのように活かしていきたいですか?


試験勉強を通して、頭の中で Google Cloud のサービス全体像が“地図”のようなイメージで創られたので、要望に適したサービス選定の見当がつきやすくなったのではないかと感じています。このイメージを生かして、実務にて実際にサービスを構築していきたいですね。
また、実務で触っていった際に、思うようにいかないこともあるはずです。それに対してどのように対処するのか、例えば如何にして冗長性を持たせてカバーするのかといったことが気になるので、今後は現場で役に立つような知識や経験を積んでいきたいと思っています。


業務に生かしたいという想いが強いんですね!


元々エンジニアという職種を選んだのは、コードを書くのが楽しいと思ったことがきっかけでした。自分が情熱を持って取り組めることを通して人の役に立ちたい、社会に貢献していきたいと思っています。
だからこそ、お客様の要望に応えていけるよう、資格勉強で得た知識だけに満足せずに、実務で必要とされる実践的な知識や技術の習得を目指し、様々なことに挑戦していきたいです。


最後に、今後 Google Cloud 認定資格の全冠を目指す人に向けて、メッセージをお願いいたします!


やはり、楽しんで学習できたことが資格勉強を継続的に取り組めた大きな要因だと思います。興味のある分野は人それぞれですが、苦手なことでも自身の興味と関連付くように工夫できると勉強も捗るのかなと感じています。
また、IT 初学者の立場で資格勉強をスタートしましたが、クラウドに限らず幅広い知識に触れることができました。試験問題が単に解けることにとどまらず、気になったことを深く掘り下げれば、興味の幅も広がってさらに理解が深まると思います。

アイレットには資格に積極的に挑戦できる環境が制度や雰囲気を含め整っています。私自身も先輩方が積み上げてきた実績から試験に挑戦する勇気をいただきましたし、この度自分が全冠したことで「私も挑戦してみよう」という方が1人でも増えてくれたら嬉しいです。

編集後記

Google Cloud 認定試験には、日本語ではなく英語でしか受験できないものがあります。
「英語はそこまで得意ではない」とお話しされていた上田さんですが、設問をじっくり読むこと・持っている知識を組み合わせることで状況設定が把握できるとのことでした。

“設問の意図が何か、各選択肢のどこが正しいのか・間違いなのかを理解して、疑問点を残さないように一つひとつ解消する” との姿勢が、試験合格の秘訣なのですね。

上田さんの今後のご活躍を期待しています!

この記事を読んでアイレットに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧ください。

新卒採用ページ:https://www.iret.co.jp/newgraduate/
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!