こんにちは。新卒育成グループです。

4月1日に入社した25新卒社員の入社時研修を一部ご紹介します。
今回は、その中でも「職種別研修」に焦点を当ててお届けします。
アイレットがどのような新卒研修を行っているのか、ぜひご覧ください。

職種別研修の概要

技術研修では、まず全員一律でITの基礎を学ぶ「共通研修」を受講します。
その後、配属後の職種に合わせた「職種別研修」を受講する構成です。
※今年度の技術研修「共通研修」の様子をこちらで一部紹介しています!

「職種別研修」は、配属先の職種や事業部に合わせて、開発コースとインフラコースに分かれて受講します。
本研修のカリキュラムは、事前に各事業部長へヒアリングを行い、「研修中に身につけてほしいスキル」を参考に研修設計しました。これにより、各コースでより実践的な内容を学ぶことができます。

昨年からのブラッシュアップポイント

基本的には例年通りのカリキュラムを踏襲しています。
昨年度との主な変更点は、開発コースにおけるサーバーレスシステムの導入です。
昨年度もPythonを用いた開発経験は積んでいましたが、事業部長より『サーバーレスシステムでの開発経験をさらに強化してほしい』との意向があったため、AWS Lambdaを活用した研修を拡充しました。

開発コース

開発コースでは、まず実務に役立つPythonライブラリの活用法と、チーム開発に不可欠な「Git」の基礎を学びます。
その後、サーバーレスアーキテクチャの基礎を習得し、AWSの主要サービス(Lambda、S3など)を使ったWebアプリケーションのチーム開発を実践。設計からデプロイまでの一連のプロセスを経験しながら、チームでのシステム構築能力を総合的に高めていきます。

研修の様子(サーバレスシステム開発3日目)

インフラコース

インフラコースでは、まずクラウドとAWSの概要から、セキュリティサービスの活用方法、そして現代のクラウド運用に不可欠な監視(可観測性)、エッジサービス、Webアプリケーション向けアーキテクチャの構築について学びます。
さらに、IaC(Infrastructure as Code)の概要と重要性を習得した後、AWS環境でIaCを用いた実践的なシステム構築に取り組みます。
チームで連携しながら、具体的な要件に基づいたシステムの設計・構築を通じて、必要な知識と技術を総合的に身につけていきます。
※受講生が研修の様子を執筆した記事がこちらです。ぜひご覧ください!

研修の様子(チーム開発演習/AWS基盤構築1日目)

技術研修成果発表会

両コース共に、最後にチームでの開発演習の成果物の発表を行いました。
これまで学んだ知識、身につけたスキルを活かして演習に取り組み、演習の成果を同期・見学に来た社員の前で発表します。
成果発表会の発表内容は以下です。

<技術研修成果発表会の内容>
動作のデモンストレーション
開発演習の苦労した点、工夫した点、良かった行動
研修全体の振り返り、苦労した点、良かった行動

・開発コース
開発コースでは、あるお客様から「社内イベントや懇親会の写真がグループチャットに投稿されるだけで見返すのに一苦労である」という課題に対して、写真共有アプリで写真を一元管理できるようにすることで解決を図る演習を行いました。

あるチームの構成図


デモンストレーションの様子

・インフラコース
インフラコースでは、ある企業の運営するオウンドメディアが「現在単一のEC2インスタンスで稼働していたが、あるイベントで受賞することが決定し、国内外からのトラフィック急増対応の必要がある」という課題に対して、AWSを活用してスケーラブルでセキュア、かつコスト効率の高いWordPressに移行してドメインで解決を図る演習を行いました。

あるチームの構成図

デモンストレーションの様子

受講者の声

開発コース受講者
開発コース受講者
AWSを用いたサーバーレスシステム開発を学んだ開発コースは、クラウドに特化した自社の事業を理解する上で、非常に学びとなりました。特に、チーム開発で仕様書をもとにした設計・開発・テストという一連の工程を経験できたため、配属後の業務を具体的にイメージできました。
インフラコース受講者
インフラコース受講者
実現場で働いていたことによる経験談や質問に対する迅速で適切な回答、全てに引き込まれるものがあった。また受講したいと思ったほどでした。

まとめ

今回の職種別研修も多岐にわたり、奥深い内容でしたが、25新卒社員全員が終始、前向きな姿勢で学びに取り組んでいました。
チーム開発経験を経て、さらに自身のエンジニアとしての未来が鮮明になるきっかけになったのではないでしょうか。

入社時研修シリーズも、まだまだ続いていきますのでお楽しみに♪

この記事を読んでアイレットに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧ください!
新卒採用ページ:https://www.iret.co.jp/newgraduate/

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!