はじめに

こんにちは!アイレットの三舩です。
前回の記事では、FSx for Windows File Server でアクセス監査ログを取得する方法を解説しました。

今回は、その続編として、取得した監査ログを New Relic に転送して一元管理する方法を紹介します。

本記事で構築する環境の構成図

New Relic へのログ転送イメージは以下の通りです:

FSx for Windows File Server(監査ログ発生)
↓
CloudWatch Logs (/aws/fsx/windows/)
↓
Kinesis Data Firehose
↓
New Relic Logs (US endpoint)

作成されるリソース:

  •  Kinesis Data Firehose 配信ストリーム
  • IAM ロール(Firehose用)
  • CloudWatch Logs
  • S3(バックアップ用)
  • Lambda

前提条件

  • FSx for Windows File Server(監査ログ有効化済み)
  • CloudWatch Logs ロググループ(/aws/fsx/windows/)
  • 監査ログが出力されていること

やってみた

New Relic へのログ転送は、CloudFormation を使った自動セットアップを利用しました。
New Relic の画面から必要な情報を入力するだけで、AWS側のリソース(Kinesis Data Firehose、IAMロールなど)が自動的に作成されます。

ステップ1: New Relic でログ連携設定

  1. [New Relic](https://one.newrelic.com/) にログイン
  2. Infrastructure →  AWS  →  Add aws account をクリック
  3.  以下の設定を画面に従って入力:
設定項目 選択・入力値
アカウント 対象の New Relic アカウントを選択
データタイプ Logs
セットアップ方法 Automate AWS with CloudFormation (Recommended)
ログ連携パス CloudWatch via Firehose or Lambda
連携方法 CloudWatch via Firehose
ロググループ名 /aws/fsx/windows/
Filter 空欄(全ログを転送)
エンドポイント https://log-api.newrelic.com/log/v1 (US endpoint)
カスタムメタデータ 空欄(オプション)
CloudFormation スタック名 NewRelic-AWS-Logs-Integration
  1. 「Launch your CloudFormation in AWS」をクリック

ステップ2: CloudFormation スタックの作成

AWS マネジメントコンソールが開きます。

  1.  パラメータが自動入力されていることを確認
  2.  「次へ」をクリックして進む
  3.  最後の確認画面で以下をチェック:
    1. – ☑ AWS CloudFormation によって IAM リソースが作成される場合があることを承認します。
  4.  「送信」 をクリック
  5. ステータスが CREATE_COMPLETE  になるまで待機(通常3〜5分)

これでセットアップについては完了です!

ステップ3: ログ到達の確認

最後に、下記クエリでNew Relic側でログが取得できているか確認しましょう。

FROM Log SELECT * WHERE logGroup = '/aws/fsx/windows' SINCE 1 hour ago

無事に取れていますね!

まとめ

本記事では、FSx for Windows File Serverの監査ログをNew Relicへ転送し、監視する方法を解説しました。
CloudFormationを利用すれば、ログ監視に必要なKinesis Data FirehoseなどのAWSリソースを簡単に構築できます。

New Relicの強力な分析機能を組み合わせることで、問題を見落とさずにアラートとして検知でき、より安定した運用が可能になります。

ぜひ皆様の環境でもお試しください!

参考

New Relic 公式ドキュメント: Forward AWS services logs to New Relic