今回は、25卒の先輩方が講師となりAWSの活用方法をハンズオン形式でレクチャーいただきました。
社内AWS研修を通して得た私の気づきと今後についてを紹介させていただきます!
社内AWS研修は計2日間に分けて実施され、1日目の様子を本ブログで紹介し、2日目の様子は別ブログにて紹介します!
目次
1.社内AWS研修の概要
2.各サービスの解説とハンズオンの様子
・AWS IAM
・Amazon VPC
・Amazon EC2
・Elastic Load Balancing (ELB)
・Amazon RDS
3.クイズ大会
4.研修での気づき
5.今後に生かしたいこと
6.まとめ
1.社内AWS研修の概要
社内AWS研修では、初めにハンズオンを通してAWSを楽しく学ぶというゴールが提示されました。
以前の研修でAWSマネジメントコンソールに触れたことはあったものの、今回は本格的なサーバーやネットワークの構築ということもあり、最初は「難しそうだな…」と少し身構えていました。しかし、この「楽しく学ぶ」という言葉のおかげで一気に心理的ハードルが下がりました。エラーが出ても焦るのではなく、同期同士で「ここどうやった?」と教え合いながら、前向きに挑戦できる雰囲気が作られたと感じています。

続いて、2日間の研修で作成する最終成果物について発表がありました。テーマは「ビジネス言葉変換アプリケーション」の構築です。
「たった2日間でアプリケーション開発まで到達できるのだろうか…」と一瞬不安がよぎりましたが、期待と緊張が入り混じるなか研修がスタートしました!
IAM(AWS IAM)
IAMパートを担当された講師は李さんです。
李さんは私たちのチームの見回り講師も担当してくださっていたのですが、「困りごとが無いか」「進捗はどうか」とこまめに声をかけていただいたおかげで、チーム内で自然と画面を共有して教え合うきっかけが生まれました!

IAMとは「誰が」「どのリソースに」「何が出来るか」を制御するサービスです。
<学んだこと・分かったこと>
そのIAMにも種類があるため図解をしてみました!
[IAMポリシー] (ルールの書かれた許可証)
│
├── アタッチ(割り当て) ────────────────────┐
▼ ▼
👤 [IAMユーザー] (個人) ── 所属 ──► 👥 [IAMユーザーグループ] [IAMロール] (一時的な役割)
│ ▲
└──────────一時的に変身──────────────────────────────────┘
上記のように、「IAMポリシーをIAMユーザーへ割り当て、そのIAMユーザーをまとめて管理するIAMユーザーグループへ」といった流れになっています。そのIAMポリシーをまとめたIAMロールは独立しておりIAMユーザーから、一時的に使用する役割と学びました。ハンズオンでは、EC2用(後ほど登場します)IAMロールを作成しました。作成したIAMロールを削除するところまで行い、完了したらSlackのスレッドにチーム進捗共有をしました。
VPC(Amazon VPC)
VPCパートは村松さんが講師を担当されていました!
VPCとは、AWSクラウド上に自分たち専用のプライベートネットワークを構築するためのサービスです。
<学んだこと・分かったこと>
講義の中で「VPCエンドポイント」という、インターネットを経由せずに各種サービスに直接接続する仕組みを学びましたが、外部に出ることなく安全に通信を完結できる点に、クラウドならではのセキュリティの考え方を感じてとても勉強になりました。
ハンズオンは以下の工程で進めていきました。
①AWS上にVPCを作成
②作成したVPCのIPアドレス範囲(10.0.0.0/16)を、さらに小さなネットワークの区画(サブネット)に分割
③VPC内のリソースがインターネットと通信するための出入口となる仮想ルーターである、インターネットゲートウェイを作成
④NATゲートウェイと呼ばれるインターネット上のサービスにアクセスするために使用するマネージドなネットワークアドレスサービスを作成
⑤ルートテーブルと呼ばれる、ネットワークトラフィックの行き先を決定するルール(ルート)を定義したテーブルを作成
⑥VPC内のリソースが、インターネットを経由することなく、AWSの各種サービスとプライベートに通信するための接続点となる、インターフェイス型VPCエンドポイントを作成
⑦リソースマップで視覚的に確認(確認出来たら削除まで実施)
このハンズオンを通して正直まだ設定しなくてはならないのか..と感じました笑
しかし講義を振り返るうちに、この設定の数こそが、物理ネットワークの知識がクラウドでもそのまま求められている証だとわかりました。
セキュアなプライベートネットワークを1から構築するためには、サブネット、ルートテーブル、ゲートウェイといった多くの構成要素(レイヤー)を一つずつ紐解く必要があり、すべての設定に明確な「意味と役割」があるのだと、身をもって実感しました。
EC2(Amazon EC2)
EC2パートを担当された講師は梅田さんです!

EC2とはクラウド上の仮想マシンサービスで、仮想マシンという概念は、一つの物理マシン上に仮想化技術を使って作られたマシンを指します。
<学んだこと・分かったこと>
少しイメージしづらいかもしれないので、簡単にイメージを考えました。家を1棟まるごと(物理パソコン)買って用意するのではなく、1つの大きなマンション(強い物理サーバー)を建て、中を壁で区切り『101号室』『102号室』を作ったのが仮想マシンでこの部屋を借りる、というような概念で理解しました。家をまるごと買うよりも、マンションで部屋を借りる方が効率的に場所を使うことが出来ますよね!足りなくなったら他の部屋を借りるなどすることができます!
この仮想マシンの概念はクラウドに触れるうえで必須な考え方だと思いました。このEC2を利用することで、必要な時に必要なスペックのマシンを必要な時間だけ借りることが出来ます。
今回のハンズオンのテーマは、「インターネットから直接アクセスできない安全な場所に、EC2を用いてWebサーバーの土台を作る」という実践的なインフラ構築でした。手順としては、安全なセキュリティとログイン用のカギを作り、プライベート空間にEC2を起動。SSM接続で裏口からテストを実施します。この作業をすることで、誰からもアクセスされないプライベートな場所に、Webサーバーを準備して待機させておくことが出来ます!まだプライベート空間にあるので、ブラウザで表示は出来ません。
ELB(Elastic Load Balancing)
ELBパートの講師はVPCパートに引き続き村松さんが担当してくださいました!
ELBとは、正常に稼働しているサーバーに対してトラフィック(ユーザーからのアクセスや通信データ)を自動的に分散する技術です。
<学んだこと・分かったこと>
負荷分散を行う対象をまとめたターゲットグループについても学び、リクエストの振り分け先をグループとして管理し、正常に稼働しているかどうかの死活監視を行うと講義の中で登場しました。ハンズオンでは、ELB作成とそれに必要なリソース・設定を構築していきました。
最終的には、EC2で設定したWebページが表示されるか確認します。
手順としては「ターゲットグループ」という負荷分散の対象をまとめたグループを作成し、ELBに関連付ける作業を行いました。最初はターゲットグループの概念が少し複雑に感じましたが、「リクエストを振り分ける先の名簿」のようにイメージすることで、設定の意図が腑に落ちました。
RDS(Amazon Relational Database Service)
RDSパートを担当された講師はネティさんです!

RDSとは、面倒なサーバーの管理やバックアップなどをAWSにお任せして、簡単にデータベースを利用できるサービスです。
<学んだこと・分かったこと>
ハンズオンではAmazon Auroraという高性能データベースを立ち上げ、10分ほど待ち利用可能になったら構築完了です。データベースの構築にはもっと時間がかかるものだと思っていましたが、設定項目を選んでボタンを一つ押すだけで構築が始まり、たった10分待つだけで完了したことに驚きました。そして今回は、データベースを立ち上げた後、EC2上に構築したWebサイトからデータベースへ接続まで行いました!
これまでのハンズオンで、ネットワーク(VPC)、サーバー(EC2)、受付係(ELB)が揃い、ここにデータベースが合体したことで、モダンなWebシステムのインフラがすべて完成しました!次工程では、ブラウザ上で実際にWebページを表示し、アプリケーションを動かしていきます!
3.クイズ大会

1日目は2回「クイズ大会」が実施されました!
速度と正確さが求められる白熱した内容になっており、優勝した方はなんと「ミスゼロ&高速」で回答しきったそうです。凄すぎる……!
優勝者には講師のネティさんから温かいお祝いコメントが贈られ、大いに盛り上がりました。
4.研修での気づき
今回のハンズオン研修を受講するにあたって、気づきが3点ありました。
①ハンズオン形式が学びを最大化できる
まず1点目は、ハンズオン形式の重要性です。これは同期(新卒)の間でも「最大のアウトプット方法だよね」と特に話題に上がった内容でした。スライドを見るだけでなく、実際にAWSコンソールを触りながら進められたことで、知識がみるみる血肉になっていくのを実感しました。
自分の手でマネジメントコンソールを操作し、実際の「動き」をその場で体験できること。これこそが、この研修が持つ大きな価値なのだと強く感じています。
②「あ、見たことある」を積み重ねる
今回の研修は、先輩が用意してくださった手順書に沿って進める形でした。その通りに進めた結果、ブラウザに画面が無事に表示され、システムが動く楽しさを味わうことができました。しかし、同時に「実務では手順書なしで、自分で考えて動かしていくんだ..」という、実務に対するリアルな緊張感も肌で感じました。
もちろん最終的にはそこを目指すのですが、今の私たちがまずすべきことは、この「見たことある!」という引き出しを増やすことだと学びました。
今回の研修に限らず、まずは「できた」という成功体験を積み上げること。そして、後からその経験を思い出し、反復していく過程こそが、本当の意味で自分のスキルへと変わっていくのだと実感するきっかけになりました。
③ゲーム感覚で参加できたクイズ大会の本当の価値
最後は、研修の中に組み込まれていた「クイズ大会」の存在です。1日目には計2回のクイズ大会が実施され、私たちは上位表彰を目指して奮起しました。
単に楽しく参加するだけでなく、「頑張るぞ!」と意気込んで挑む過程そのものが、実はこの研修の隠れたキーポイントだったと感じています。
実際、「同期に負けたくない!」という気持ちから自主的な復習を行ったり、いつも以上に前のめりになって参加している同期の姿が多く見られました。この「ゲーム感覚で手軽に参加できる」といったカリキュラムが、学んだ知識を確実なものにする動機に繋がっていたと感じています。
5.今後に生かしたいこと
今回の研修を通して、AWSの各サービスが実務でどのように繋がって動いているのか、その全体像の片鱗を掴むことができました。
今後は、研修で学んだ「手順書通りの成功体験」だけで満足せず、「なぜこの設定にするのか」「実務ではどう運用するのか」という一歩踏み込んだ背景までセットで復習する癖をつけていきます。増やした「見たことある」の引き出しを、配属後に「自分でできる」という武器へと昇華させられるよう、日々の学習に繋げていきたいです!
6.まとめ
以上、社内AWS研修1日目のレポートでした!
先輩方が私たちのためにイチから作ってくださった資料のクオリティ、そしてエラーが出ても優しく並走してくださるサポート体制など、どこをとっても温かく、そして大変勉強になる素晴らしい研修でした。
本当にありがとうございました!