はじめに
アイレット株式会社 クラウドインテグレーション事業部の熊田と申します。
今回はリモート環境でのメンバーの体調管理です。
リモートの場合、メンバーが体調を崩しやすいことが多い印象があります。
通勤がない分、不慮の事故などの確率は下がりますし、体調の問題は発生しづらいとも考えられますが、やはり多い印象です。
前回記載したモチベーションの低下の体調への影響はあると思います。
ですが、メンタル面の体調不良はモチベーションの有無だけで判断は難しいです。
メンバーへの体調不良へのリスクについて、 私が個人的に実施している対策を説明します。
リモート環境でのメンバーの体調管理
リモートではとにかくメンバーの体調を把握するのが特に難しいです。
そのためにもしっかりとした対策が必要と考えています。
メンバーの体調がわかりづらい
体調はモチベーションよりは自覚症状があるため、体調が悪そうな要素が見受けられたら、個別に確認をすればわかる点が多いと思います。
確認の仕方としてはやはり効果的なのは1on1ミーティングが有効に思えますが、場合によっては1on1は逆効果になることもあるかと考えています。
体調をむやみに聞くのことは自体がメンバーへの負担になる
基本的に体調が悪い場合は、メンバーから連絡が来るかと思います。しかし、わからないこともあるので確認するかと思います。
「体調が悪くないですか?」という言葉はそれ自体は相手のためであるものの、 相手からすれば、体調をいちいち聞かれるのは流石に嫌がられることもあり得ると思います。
特に悪くない時は聞かれたくもないですし、もし、その原因がPMや上長自身だとすればそのことを当人にいうとは考えにくいです。
聞くタイミング、聞く条件を定めておく
私が考えていることとしては、聞くタイミングは定常的な方がお互いの負担が少ないと思います。私の場合、やはり毎朝のミーティングで様子を伺います(音声のみので判断)。
見た目や行動で判断しているわけではないため、当たり外れも多いと思いますが、その分、確認することに対してはメンバー側もそこまで重要に考えないと思います。
その上で、メンバー全員がいる場で確認することと、別途個別に確認するという2パターンを使い分けて確認しています。
メンバー全員がいる場合に確認するメリット
プライベートな部分があり得るため、基本的には個別に確認することが多いです。しかし、メンバーがいる場で確認するメリットがあると考えています。
それは、
「体調が不良が共有されたらその対策を共有することにより、体調を素直に言える状況を作ること」
です。
体調が悪い状況で業務を遂行するというのはデメリットも多いです。
しかし、
それを言わずに無理をするメンバーの可能性もあります。逆にそこまでは悪くないけど、業務するにはちょっと、、、
というような体調でも人によっては業務効率に支障が出ます。
体調不良への考え方事態も個人差があると思います。
そのため、
言いやすく、休みやすく、その上で、その対策を共有する
という環境や雰囲気を作れれば、結果としてメンバーの体調の管理はしやすくなります。
体調不良の場合に休みやすくする
さらに、体調不良であれば無理をせず休んでいただく、それがPMや上長がメンバー体調に関して正しく管理している状態だと思います。
体調不良はいつ来るかわかりません。
メンバーだけとも限りません。PMや上長だけでなく、そのご家族などの場合もあります。
そのため、いつでも休める状況は作る必要があると私は考えています。
まとめ
体調管理はタスク調整、スケジュール調整など様々なリスクにも発展することもあり得るほど重要なものと考えています。
健康で業務を遂行できることが最終的にプロジェクト全体のリスクを軽減できると思いますので、
PMの方は是非、今一度、メンバーの体調管理ができているかを考えてみてください。
以上、リモート環境でのメンバーの体調管理についての説明でした。次回はリモート環境のプロジェクトマネジメントの最終回です。
最後なので、私がマネジメントにおける心構けていることについて説明します。