こんにちは。新卒育成グループです。

4月1日に入社された25新卒社員の入社時研修を紹介する本シリーズは、
研修の様子を複数回に分けてレポートしており、今回はチーム活動という取り組みについてご紹介します!

アイレットがどんな新卒研修を行っているのか、ぜひご覧ください。

過去の25新卒入社時研修シリーズ▼

「チーム活動」とは?

新卒社員が約3ヶ月半という期間をかけて、チームで共通のゴールに挑む実践的な育成施策です。

  • 参加者: 25新卒社員51名
  • チーム: 人事が編成した13のチーム(1チーム3〜4名)
  • 期間: 4月1日〜7月18日
  • 活動内容: 日々の個人研修とは別に、毎日約1時間、チームで集まり目標達成に向けた活動(進捗確認、勉強会、相談など)を行う。

一言でいえば、現場で求められる「チームで働く力」の土台を築き上げる、アイレット独自の取り組みです。

私たちが「チーム活動」に託した、たった2つのシンプルな想い

アイレットの業務では、常にチームでお客様や社内の課題解決に取り組んでいます。

どんなに優れた技術を持つエンジニアも、一人では成し遂げられない大きなプロジェクトにチームで挑むことが多々あります。

だからこそ、25新卒社員の皆さんには、現場配属後のリアルな働き方をいち早く経験してほしい。

その想いを、私たちは2つのシンプルな目的に集約しました。

  1. 本質的なコミュニケーションを学ぶ: 業務連絡としての「報連相」はもちろん、ときには厳しいことも含めてお互いのために意見を伝え合う「フィードバック」の文化。これこそが、強いチームを作る土台であると私たちは考えています。その重要性を、実践を通して身をもって体感してもらいます。
  2. 目標達成のプロセスを体感する: ゴールから逆算して計画を立て(Plan)、実行し(Do)、こまめに振り返り(Check)、改善する(Action)。このPDCAサイクルは、仕事の基本です。頭で理解するだけでなく、チームで試行錯誤しながらゴールにたどり着くことを目指しています。

技術や知識を「個人」で学ぶ時間と、この「チーム」で実践する時間。二つを掛け合わせることで、成長を最大化できるのではないか、と考えています。

個人のゴールが、チームのゴールになる。私たちが設計した挑戦の舞台

4月1日、緊張と期待が入り混じるキックオフ。この日から、13チームの長いようで短い旅が始まりました。

まだまだ緊張も残る4月1日の初回キックオフ

私たちが25新卒社員に託したチームの目標は、以下の4つです。

  • アイレットの存在価値や提供サービスを理解する
  • 社会人基礎力を習得する
  • 今保持しているAWS/Google Cloud認定資格+1つを取得する
  • 基本情報技術者試験相当の知識を習得する(エンジニア職種のみ)

これは「チームの目標」でありながら、同時に「新入社員一人ひとりの研修ゴール」でもあります

この仕組みには、「自分の頑張りがチームを助け、仲間の頑張りが自分を支える」という、理想的なチームワークを自然に生み出す狙いがありました。

活動は、毎日18:00から50分間。その時間の使い方は、すべてチームの裁量に任されます。黙々と自習する日もあれば、誰かが先生役になって勉強会を開く日もある。毎週金曜日の振り返りシートには、25新卒社員が悩み、工夫し、少しずつ前に進んだ跡がびっしりと書き込まれていました。その一つひとつに目を通すのが、私たち人事にとっての楽しみの一つでもありました。

チーム活動振り返り専用シート

「私だけじゃないんだ」25新卒社員の言葉から感じた、施策の価値

3ヶ月半、私たちは25新卒社員の活動を静かに見守ってきましたが、活動を終え以下のような言葉をもらいました。

「メンバーそれぞれが資格や技術がすごいという特色を持っており、自分のモチベーション向上にもつながった。また、毎日話す機会があるので自身のトーク力の向上にも影響している気がします。」

「毎日の朝・夕会や振り返りを通じて、目標意識を持ちながらチームと学ぶことができ、有意義な時間でした。安心感があり、互いに励まし合いながら進められたのがとても良かったです。」

「情報やナレッジ共有、モチベーションの高いメンバーに影響されるなどお互いを高め合え、有意義な時間を過ごせました。」

「技術研修など一人で演習をしたり講義を受けたりして落ち込むことがあっても、18時からのチーム活動のおかげで励ましあったり私だけじゃないんだと思える瞬間が多く、同期の大切さを実感できました。」

私たちが何より嬉しかったのは、「スキルが身についた」という声以上に、仲間との繋がりの中に価値を見出してくれたことです。一人では乗り越えられない壁も、仲間がいれば頑張れる。

同期が「ライバル」であると同時に、最高の「セーフティネット」になる。

この経験も私たちが届けたかったものでした。

毎日1問クラウドのクイズを出題し、チーム活動で担当者が解説をするという取り組みを行っていたチームも!

135名の社員が見守った、感動の成果報告会

そして迎えた7月18日の最終成果報告会。私たちも驚くほど、全社から135名もの社員が、25新卒社員の成長の集大成を見届けようとオンラインで集まってくれました。これは、会社全体で若手を育てようとする、アイレットのカルチャーそのものだと感じています。

発表では各チームが「チームとしてどう成長し、チームで働く上で何が大事だと気づいたか」を報告しました。

発表会の様子

25新卒社員の口から語られたのは、成功体験だけでなく、計画通りに進まなかったことやチームで発見した課題。そして、それをどう乗り越えたかというリアルな体験談でした。あるチームの発表時、他のチームのメンバーが心からの「いいね!」や賞賛のコメントを送る。その温かい光景に、私たち人事は胸が熱くなるのを抑えられませんでした。

まとめ

この「チーム活動」は、23卒から続くアイレットのカルチャーを体現する施策です。私たちは、新入社員一人ひとりの成長に全力でコミットします。それと同時に、仲間と手を取り合い、チームとして大きな価値を生み出すことの素晴らしさを、これからも伝えていきたいと思っています。

この記事を読んで、「こんな環境で働いてみたい」「最高の仲間たちと一緒に成長したい」と少しでも感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。

この記事を読んでアイレットに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧ください!
新卒採用ページ:https://www.iret.co.jp/newgraduate/

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!